コンサルティング機能の強化を視野に入れた実践に役立つ事業性評価力の養成を図る。中小企業の実態把握にあたり、財務面に加え、定性面の視点を強化する。受け身の審査から、企業による事業性ある経営戦略の策定、事業計画の作成(数値化)への助言で、経営改善による顧客の“感動”を目指す。

<研修のポイント>
  1. コンサルティング機能を用い、事業性評価に基づく“寄り添う”支援への転換を目指す。
  2. 定性情報の種類と把握の方法、事業性ある経営戦略のたて方、事業計画の作成指導。(講義・事例研究)
  3. グループ単位の事例研究を発表し、優秀提案を互選する。それにより実践的な提案力を養う。
  1. 事業性評価とは何か

  (1)事業性評価とは何か

  (2)企業の性格の把握
   ①損益計算書
    貸借対照表キャッシュフロー計算書の関係
   ②各比率の関係性と限界
   ③損益分岐点分析の計算と使い方
   ④生産性分析で何がわかるか
   ⑤キャッシュフロー分析

  (3)目利き・実態把握力の強化

   ~企業訪問:どこを見るか何を聞くか、
    感じるか~

  (4)ポイントは経営に一貫性があるか、
   時代にマッチした事業性ある経営戦略か、
   経営者の考え方


  1. 財務は結果、事業計画は明日

  (1)財務分析のおさらい
   ①損益計算書、
    貸借対照表キャッシュフロー計算書の関係
   ②各比率の関係性と限界
   ③損益分岐点分析の計算と使い方
   ④生産性分析で何がわかるか
   ⑤キャッシュフロー分析

  (2)事業計画書作成の手順=事業性評価の手順
   (指導と助言)


  1. 事業性評価に基づく融資と事業計画の関係性

  (1)企業が求める金融機関
   (コンサル機能の発揮・実践で
   “感動を与える地域金融機関”)

  (2)実践事例研究コンテスト
   (自分・グループでやってみる)
   ①製造業
   ②小売業/卸売業