季節の移り変わり速く、気がつけばハナミズキ、さつきのシーズンになりました。
新人研修を担当なさった皆様、1ヶ月間大変お疲れ様でした。新人の皆様も新しい環境でよく頑張られました。ゴールデンウィークはゆっくりなさってください。
先日、懐かしいOL時代の仲間の集まりがありました。思い出ばなしに花が咲き、一気に40年前の若々しく元気に働いていた頃に戻りました。
色々な話をしている内に、話題がこちらに向いた時は、ヤメテ~!という気分になりましたが、その内容は、何と私が、先輩が病欠した時にお手製のスウィーツを届けたというのです「人違いでは?」と言ったのですが、その後、作り方のレシピ(ソフトチーズケーキ)を渡したというのです。まさか!!。
話は続き、彼女はその「ソフトチーズケーキ」を、彼(ご主人)に、お子さんに、今ではお孫さんに作っているとのこと。彼女曰く、「“ソフトチーズケーキ”は、“母の味”よ!」と・・。他の仲間達も「懐かしい~」等と言っていましたが、私は全く記憶にございません。
考えてみれば、私はそのころ、飯田深雪先生のお料理教室に通っていましたので、習ったお菓子やお料理を時々、会社のランチタイムに持って行き、同僚達を被験者にしていたことを思い出しました。今では考えられないことです。
タンスの奥にしまってあった、大切な物が、今頃出ててきたような気分。小さなご褒美を頂いたような気持ちになりました。
早速レシピ本を引っ張り出し、その「ソフトチーズケーキ」作ってみました、ほんのりラム酒を効かせたクリームのようなチーズケーキで、数十年前の懐かしい味が蘇りました。 私のやることですから、作り方はいたって簡単で速いです。お時間のある方、是非、実験してみてください。
<ソフトチーズケーキ>
<材料>
☆グラス(4~6個分)
☆クリームチーズ・・200g
☆牛乳・・・・・・・大さじ1
☆粉ゼラチン・・・・小さじ1
☆バケット(小)
(A)
・グラニュー糖・・・大さじ5
・卵黄・・・・・・・1個
・プレーンヨーグルト(無糖・・カップ1)
・ラム酒・・・・・・
<作り方>
(1) 耐熱ボウルにクリームチーズと牛乳を入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600w)に約1分かける。その後、泡立て器でなめらかになるまで混ぜ、(A)を順に加えてよく混ぜる。
(2) 小さな耐熱容器に水小さじ2を入れて、ゼラチンを振り入れる。ふんわりラップを して電子レンジに10~20秒かけ、ゼラチンを溶かす。
(3) (1)に(2)を加えてよく混ぜ、グラス(口が大きめの低いグラスが使いやすい)に入れ冷やし固めます。好みで薄いラスクを添える。 これだけ!
<ラスクの作り方>
バゲット小1本は5~6ミリに切り、天板に並べ、180度に温めたオーブンでカリッ!と焼く。熱いうちに片面にバターを薄く塗り、グラニュー糖をまぶしてもう一度オーブンに入れ、薄く色ずくまで焼く。ソフトチーズケーキにとても合います。
もう一つ思い出深いレシピが出できました。当時「アツコのキッシュ(フラン)は世界一!」とおだてられ、調子にのり何回も作った(作らされた)「タマネギのフラン」です。これも作ってみました。
フランはキッシュと風味は似ていますが、より手軽で、タルト生地ではなくココット型に入れて焼いたものです。なめらかな口当たりで新タマネギの甘みが口いっぱいに広がります。超簡単!
<タマネギのフラン>
<材料>2人分
☆新タマネギ・・・・1個(200g)
(A)
・水・・・・・大さじ2
・バター・・・大さじ1
・塩小さじ・・1/3
・こしょう・・少々
(B)
・卵・・・・・・1個
・卵黄・・・・・1個
・生クリーム・・75㎖
・牛乳・・・・・大さじ1
・塩・・・・・・一つまみ
<作り方>
(1) タマネギは縦に5ミリ幅に切り(スライサーでシャシャ)、フライパンに(A)と共に入 れ、蓋をして中火にかける。煮立ったら、弱火にし、約5分間蒸し煮にする。オーブンを180度に温める。
(2) タマネギが柔らかくなったら、蓋を外し、水気が無くなるまで混ぜながら、約5分間 煮詰める。焦がさないように注意をしながらじっくり煮詰め甘さを引き出す(ここがポイント)。
(3) ボウルに(B)を混ぜ、ココット型に等分に流し入れ、180度のオーブンで焼き色が付くまで15分間焼く。タルト生地いらずのフランです。温かくても冷たくても美味しいのでは?! 何しろ「世界一」ですから(^_-)v。
材料がそろっていれば、約30分で出来上がります。今、新タマネギが出ていますから、実験してみてください。被験者はお友達やご家族です。
台所はいつも実験台、クッキングは気分転換なりますね!
楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。
LOVE
2025年5月1日
植田亜津子