寒さが厳しさを増す今、日差の中にほんのり漂い始める春の気配、2月4日は「立春」です。皆様お変わり無く、お元気にご活躍のことと拝察申し上げます。
先日、新年のご挨拶を交わしたばかりなのに、気が付けば、カレンダーはもう2枚目、「一月は行く 二月は逃げる 三月は去る」の言葉どおり、確かに1月から3月までの時間の流れはいつもより早く感じられます。
『ジャネーの法則(Janet's Law)』をご存じですか?
年齢を重ねるごとに時間が過ぎるのが早く感じられる、という現象を説明する心理学的な法則です。簡単に言えば、生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢に反比例するといったものです。
<人生のある時期に感じる時間の長さ = 実際の時間 ÷ 年齢>
例えば、1歳の1年間を基準とすると、5歳の子供は「5分の1」、50歳の大人は「50分1」、つまり5歳の子供に比べて50歳の大人は、時間の経過を10倍速く感じるということです。感覚的にとても共感する法則です。
「光陰矢の如し」。私の矢は、ロケットエンジン付きのミサイル、飛んでいるうちにどんどん加速していきます(ヤバイでございます)。
イギリスの哲学者、フランシス・ベーコン(1561 - 1626)は、「若い時は、一日は短く一年は長い。年をとると、一年は短く一日は長い」、納得する自分が寂しい~!
<なぜ、年齢が上がると時間が短く感じられるのでしょう?!>
「ジャネーの法則」には、科学的な裏付けがあります。
①新しい体験の減少・・・脳は「新しい情報が多いほど時間を長く感じる」特性がある。
子ども:毎日が新鮮 → 記憶が豊富 → 時間が長く感じる
大 人:日常がルーチン化 → 記憶に残るイベントが少ない → 時間が短く感じる
②脳の情報処理スピードの変化・・・年齢を重ねると、脳の神経伝達速度がやや低下する。
これにより、「刺激の変化を感知する能力」も鈍くなり、結果的に時間の流れが速く感じられると考えられている。
③デジタル社会での加速:(現代版「ジャネーの法則」??)
スマホ・SNS・動画配信などで、情報が大量・高速に流れている現代は、刺激が多く、学び(学習)の「タイパ(タイムパフォーマンス)」が、一見良いように感じられますが、実は逆で、過去を振り返った時、その多くの情報(学習)は、殆ど記憶として残らないことが多いというのです。Time is money、何とも「コスパ(コストパワーマンス)」が悪いです。この「タイパ意識」「コスパ意識」が、自分自身の時間意識を早める原因になり、「あっという間に1年が終わった」という感覚を強めているというのです。時間は貴重なのにもったいない話です。
以前、誰かが「時間の流れを早く感じるのは、成長していない証拠。小学生の時は、夏休みまでが長かったでしょう」と言っていましたが、全くその通りです。時間の経過を早く感じるのは年齢だけの問題ではなく、「時間の充実感」があるか無いかが関係しているのです。→原因が分かれば対策です。
<「ジャネーの法則」を逆転させる方法 ~make time slow down~ >
ポイントは、
①「新しさ」と「意識の向け方」
☆新しい体験をする: 旅行、趣味、学習
☆意識して1日を振り返る: 日記や写真で記憶を定着
②1つのことに集中する(マインドフルネス)
③デジタルデトックスで「情報の洪水」から抜ける
つまり、「新しい刺激+記憶を強化する習慣が、時間の充実感を取り戻す鍵」ということです。
「ジャネーの法則」は、単なる心理現象ではなく、人生の充実度を示す指標でもあります。歳を重ねても、「新しいことを楽しむ意識」を持つことで、体感時間を取り戻せるのです。意識的な行動が必要ですが、時間は伸び縮みするということです。
今年は丙午(ひのえうま)年。大きな飛躍のチャンスが巡ってくる年で、新しいことや諦めかけていたことに挑戦すると、良い結果に繋がる年と言われています。
丙(ひのえ)・・・ 万物を照らす太陽の光、勢いを持つ火
午(うま)・・・・ 生命力が満ち、エネルギーが高まる状態
この2つが重なる年は、内側にある力が自然と表に現れ、成果につながりやすい一年
と言われています。未だ2月です。丙午(ひのえうま)のパワーを味方につけ、今年は夢や目標に向かう充実した時間をたくさんもち、時間の流れをスローダウンさせましょう。
あなたはこの一ヶ月間、何か新しい発見や楽しい体験をしましたか?
LOVE
植田亜津子

