早々に2名のインストラクターが「練習問題」にチャレンジしてくださいました。
 「Four-LeafClover」レターNO.11をご覧になってない方もいらっしゃるかもしれません。また、考えるのが面倒くさかった方、出来なかった方、自称「忙しいかった!」方々にもう一度・・

<練習問題>
 Aさんは静かで口べたなタイプです。人事異動して間もない新しい部署で、一生懸命仕事をしています。現状は、環境にも仕事にも慣れない中、周囲のフォローもなく上司や同僚から色々な仕事を押し付けられることが多く、疑問に思う仕事も、角が立つことを避け、どんな仕事も引き受けていましたが、次第に負担感や悔しい感情も湧いてきました。

 そんな思いを持ち始めた時、Aさんは上司から声をかけられました。
 「君、今大丈夫?わるいけれど、今すぐこの書類を作成して欲しいんだけれど・・」

 さて、こんな時、皆さんなら何と返事をしますか?

<チャレンジャーYさん>
「恐れ入りますが、現在、取りかかり中の仕事があります。まだ来て間もないため仕事の優先順位が分からないので、もし今取りかかり中の仕事が後でも大丈夫なものか教えていただけますか? 
 また他の方でもお手伝いできるところがあれば、お力添えをお願いしてもよろしいでしょうか?」
・・・・・・素晴らしい!

<チャレンジャーHさん>
「はい、わかりました。私にご依頼いただきありがとうございます。今すぐというと、どれくらいでしょうか。実はいま、私はたくさんの仕事を抱えており、すぐに取りかかることが難しい状況です。締め切りの時間によっては間に合わないかもしれないのですが、できればやらせていただきたいと思います。今の状況ですと、明日の午前中(できそうな時間を伝える)までなら可能かと思いますがいかがでしょうか。
・・・・・・こんな部下が欲しい!

 お二人とも、断りの3つのポイント(つまりNOという時のポイント)が入っています。それプラス、お人柄の良さが全面に出で、上司の仕事をサポートしたいという気持ちがひしひしと伝わってきます。こんな部下ばかりだと上司は幸せですね。
 例えば、このような言い方はどうでしょうか?・・・

 「はい!◎◎課長、◎◎の仕事ですね。私は今、☆☆の仕事をしていて、☆☆までにやり終えなくてはなりません(状況)。この仕事は明日いっぱいかかります。その後なら手が回りますが・・・(譲歩)、 どうすればよいでしょうか?(相談)」
・・ と、まず自分の状況を伝え、相手に相談します。その上で、「Aの業務が終わったあとでしたら、書類の作成にとりかかれますがどうでしょうか?」と譲歩案をだしてみる。

以上を参考にしてみてください

 アサーションは身近は場面で仕えます。ポイントは状況説明と譲歩案です。

 アサーションを勉強すると、言葉の使い方一つが、人間関係づくり、仕事づくり、人生づくりに関係してくるのに気づきます。是非参考にしてください。

 いよいよ私は明日から平成27年度の新人研修がスタートします。
 今年度のフレッシャーズはどのような感じかな・・ワクワクドキドキ・・ 

LOVE
植田亜津子