レター No.21「自分の道は自分の歩幅で」(2016年1月4日)

 新年おめでとうございます。新たな年を迎え、一年の目標をたてられた方も多いと思います。元旦の朝は、昨日までとは全く違う新しい世界観・新鮮さを肌で感じます。この感覚を大切にしたいものです。
 
 「アリさんのさんぽ」という絵本に出逢いました。「このみち いったい どこまで つづいているんやろ」と考える一匹のアリの物語です。

 まず、はらっぱのバッタにきいてみました。「あっちのくさむらから、こっちまでや」次にモグラにきいてみました。「よのなか なんでも じめんのしたや」 タコやイカ、コウモリにもきいてみますが、みんなそれぞれの答えで 納得ができません。そこにカラスが飛んできました。「沼のあるじ ヌマベリならなんでもしっているで」沼はこわいところです。でもアリは勇気をもって会いにいきます。
「みちって ここでおしまいですか」
「ここまでっておもうたらここまで いこうとおもうたら みちはつづくんや」

 アリはアリの道、バッタはバッタの道、それぞれの道があるのです。自分のペースで歩けばいいのです。そして、道はどこまでも続く、私達には無限の可能性があるのです。
 道という字は、辶と首、「辶」の本字は「辵」、「彳」と「止」からできています。人が行ったり、止まったりするのが道なのだそうです。
 ハイキングも山登りも必ず休憩があります。止まって休むことも大事です。自分の道は自分の歩幅で歩いていけばよいのです。

 「アリさんのさんぽ」は、殆どひらがなで書いてある絵本ですから、子供の本であると思ったのですが、自分自身の道(ミッション)に就き、ついつい考えてしまいました。
 皆さんは自分の道をどのように歩いていますか?
 いつも忙しく歩いているあなたは今年は少しゆっくりと周りの景色を楽しみながら歩いてみたらいかがでしょうか? のんびりと道草ばかりしているあなたはテキパキと目標に向かってまっしぐらに歩きましょう!
 私は少しの休憩を楽しみながら、大股で歩いて行きます!

LOVE
植田亜津子

<参考文献「アリさんのさんぽ」こしだミカ 架空社>

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